プーリです。
昨日のツイートで少し触れたのですが、GPIFの運用益が累積100兆円を超えたということです。
収益率も年率3.70%ということなので、なかなかの好成績なのではないかと思います。
GPIFとは何か
GPIFを日本語で書くと「年金積立金管理運用独立行政法人」というように長い名称になります。
GPIFというのは英文でGovernment Pension Investment Fundの頭文字を取ったものです。
厚生労働省所轄の独立行政法人で、厚生年金と国民年金の積立金の管理・運用を行っています。
昭和36年:「年金福祉事業団」として設立
昭和61年:年金資金運用事業を開始
平成18年:「年金積立金管理運用独立行政法人」を設立
運用資産
平成18年(2006年)GPIF設立当初は、国内債券を中心とする運用で、運用利回り1.1%程度のポートフォリオでした。
その後、徐々にポートフォリオの見直しを行い、国内外の株式合計割合が50%になっています。
国内債券:25%
国内株式:25%
外国債券:25%
外国株式:25%
どこかのバランス型ファンドで見るような資産配分ですね。
短期の運用で見るものではない
四半期ごとに決算を発表している関係もあって、運用がマイナスの時は国会の野党やマスコミが大騒ぎします。
たしかに、年金保険料を預かって運営しているので説明責任はあります。
しかし短期で利益を出すポートフォリオではありません。
運用が悪かったからと言って鬼の首をとったように大騒ぎするのはダメだと思います。
以前の記事「貧しい日本で、どう生きるか」で書いたとおり、日本のインフレ率は諸外国より低い上に、少子高齢化により年金保険料収入は減る一方です。
国内債券中心で運用すると将来的に資金が枯渇する事が目に見えています。
資金が枯渇して年金が破綻する方が問題だと思うわけです。
短期運用の良し悪しで不安を煽るような事は、将来的な視点に欠けているのではないかと思います。
さいごに
GPIFの事を書いていたら「老後2000万円問題」の事を思い出しました。
「老後2000万円問題」が炎上したことを調べると、これもマスコミの偏重報道が原因で話が立ち消えになったような気がします。
もっと詳しく調べて、できるだけ正しい記事を書きたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
以下、シリーズ化された記事もお楽しみください。
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