プーリです。
日本時間の6月17日午前3時頃にFOMC(連邦公開市場委員会)の声明文が公表される予定です。
発表の内容次第で米国株価が大きく動くかもしれないですね!
重要な指標としては、FRB政策金利があります。
前回:0.25%
今回の市場予想:0.25%
予想は前回と変わらずです。
この予想が外れると、株価や為替が大きく動く要因になります。
さて、FOMCという言葉はよく聞くけれど、詳しく知らないという人も多いと思います。
今回はFOMCとは何なのかということを解説していきます。
FOMCとは
FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のことです。
FRBの理事や地区ごとの連邦準備銀行総裁で構成されており、米国の金融政策やフェデラルファンド(FF)レートの誘導目標を決定する最高意思決定機関です。
約6週間ごとに年8回、定期的に開催される他、必要に応じて随時開催されます。
世界経済の中心である米国金融の最高意思決定会合の為、米国のみならず各国の金利や政策方針などにも大影響を与える重要な指標と言えます。
市場の関心はテーパリング
度々、ツイッターでテーパリングという用語を出していますが、どのような意味の言葉なのか解説します。
中央銀行の量的金融緩和の縮小を指します。
言葉としては、「先細り」や「逓減」といった意味になります。
超金融緩和状態から抜け出す過程で採用する出口戦略のひとつで、資産買い入れ額を徐々に減らしていくことです。
テーパリングを行うと金利が上昇し、資金調達に対し消極的になり、経済活動が抑制されます。
そのため、どの企業の業績も低迷する傾向にあります。
今回の予想は前回と変わらず0.25%という事ですが、金利が上昇することになると株価が下がるということになります。
金融政策の正常化のプロセス。
現在は超低金利政策で、金融市場はジャブジャブの金余り状態です。
この異常な状況を正常化していくプロセスはアメリカで2014年1月にも行われていました。
そのときの正常化プロセスは以下のとおりです。
1、テーパリング開始
2、テーパリング終了後の総資産残高の維持
3、利上げ開始
4、総資産残高の段階的縮小
さいごに
現段階では楽観的な見方が多いようで、テーパリング、利上げはまだ先になるかもしれません。
しかし、いつ相場が大きく変動しても対応できるように備えておいた方が良いかもしれないですね。
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