プーリです。
楽天モバイルが改悪されるというニュースが飛び込んできました!
2021年8月の請求分から、ユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料を契約者が負担するようになります。

え!ちょっと待ってください!
データ使用1GBまで無料じゃないんですか?

そこは安心してください。
「プラン料金1年間無料キャンペーン」および「プラン料金3カ月無料キャンペーン」の適用期間中は、ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料は請求されません。
さらに「Rakuten UN-LIMIT VI」プラン料金1回線目において、データ利用量が1GBまでの月は、ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料は請求されません。
とりあえず、料金が発生しない限りは加入者の負担は無いということなので一安心ですね。
しかし今後さらなる見直しがあるかもしれないので、十分注意が必要ですね。
せっかくなので、ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料とは何か解説していきます。
ユニバーサルサービス料
NTT東日本およびNTT西日本が提供しているユニバーサルサービス(加入電話、公衆電話、緊急通報などの国民生活に不可欠な電話サービス)を全国どの世帯でも公平に安定的に利用できる環境を確保するために必要な費用を、電話会社全体で応分に負担する制度です。
<電話のユニバーサルサービスの提供義務>
これらの電話のユニバーサルサービスは、NTT東日本とNTT西日本(NTT東西)が、法令に基づき、日本全国であまねく提供する義務を負っており、高コスト地域を含む日本全国で提供されています。
<ユニバーサルサービス制度>
従前、ユニバーサルサービスは、NTT東西において、採算地域から不採算地域に地域間の補填を行うことにより、その提供が確保されてきました。ところが、競争事業者の参入により、都市部等の採算地域を中心に競争が進展し、NTT東西の自助努力だけでは、ユニバーサルサービスの提供を維持することが困難になり、不採算地域においては、利用者の利便性を確保できないおそれが生じました。
そこで、ユニバーサルサービスの提供の確保に必要なコストの一部(高コスト地域における提供コスト)を、NTT東西以外の事業者も負担する『ユニバーサルサービス制度』が2002年度に創設され、2006年度から稼動しています。具体的には、NTT東西に接続する接続電気通信事業者等(負担事業者)が負担金を拠出し、負担の徴収・交付金の交付等を業務とする基礎的電気通信役務支援機関(支援機関)を通じて、NTT東西に交付金として交付するしくみです。
総務省ホームページから転載
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/universalservice/
電話リレーサービス料
「聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律」(以下 電話リレー法) に定められた電話リレーサービス制度 の開始に伴い、2021年7月利用分 (2021年8月請求分) から、利用の電話番号数に応じて負担をする制度です。
電話リレーサービスとは、聴覚や発話に困難のある方(以下「聴覚障害者等」といいます。)と聴覚障害者等以外の者との会話を、通訳オペレータが手話・文字と音声を通訳することにより電話で双方向につなぐサービスです。
2021年7月1日から開始予定です。
<電話リレーサービスのイメージ>
総務省ホームページから転載
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/telephonerelay/index.html
料金について
ユニバーサルサービス料
1電話番号あたり:月額3円
電話リレーサービス料
1電話番号あたり:月額1円
制度としての意義
電話を公共インフラとして継続していくために負担するものということで制度があるのだと思います。
楽天モバイルについては、なんとこれまでユニバーサルサービス料を楽天が負担していました。
電話リレーサービス料が導入されるタイミングで契約者に負担するように変えてきたと考えられます。
本来なら負担するお金は少しでも減らしたいところですが、公共インフラを維持するためと思えばやむを得ないのかなと思います。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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