プーリです。
PayPayボーナス運用の限度額に達することが出てきたので、運用方法をそろそろ見直す時期にきたのかなと思ってきています。
さて、近年は、つみたてNISAとiDeco(個人型確定拠出年金)を始めている人は徐々に増えてきているみたいですね。
特に、20代~30代の口座開設数が急増しているというデータが出ています。
私自身も少額ながら、つみたてNISAとiDecoを利用しています。
つみたてNISAの口座数・増加率・年齢別比率
____________増加率 年代別比率
総数 244万3,717口座 11.2% 100.0%
20歳代 40万9,627口座 19.2% 16.8%
30歳代 64万8,327口座 13.1% 26.5%
40歳代 62万6,904口座 9.3% 25.7%
50歳代 43万2,816口座 8.4% 17.7%
60歳代 21万8,981口座 6.9% 9.0%
70歳代 9万2,204口座 4.6% 3.8%
80歳代以上 1万4,858口座 5.2% 0.6%
出典:金融庁「NISA・ジュニア NISA 口座の利用状況調査(2020年6月末時点)」
※つみたて NISA 口座数は、基準日時点において、つみたて NISA の投資利用枠が設定されている口座数。
年齢が高い人ほど、「投資はギャンブルだ!」「本当に大丈夫なの?」なんて言う人たちが多いのも、このデータから想像できるのではないでしょうか。
年代別iDeCo加入者数の推移
_____2016年 2020年 2016年と2020年の比率
20~29歳 7,062人 89,309人 12.6倍
30~39歳 50,295人 336,962人 6.7倍
40~49歳 96,349人 610,966人 6.3倍
50~59歳 104,806人 520,935人 5.0倍
出典:運営管理機関連絡協議会「確定拠出年金統計資料(2020年3月末)」
※加入者数は各年3月末時点のもの。
2016年から2020年にかけてのiDeCo加入者数の伸び率を世代別に見ると、20代は約12.6倍、30代・40代は約6倍、50代は約5倍とすべての世代で急増しています。
20代については口座数は少ないものの、伸び率が突出していることがわかります。
要注意!iDecoの落とし穴
以前の記事でNISAについて解説しました。
つみたてNISAは比較的気軽に始める事ができるのですが、iDecoを始めるときは注意が必要です。
iDecoを始めるときの注意点
メリットばかりクローズアップされがちなiDecoですが、なんとなく加入すると後悔する可能性があるので要注意です。
1、加入し、掛金を拠出できるのは60歳になるまでです。
2、確定拠出年金制度で積み立てた資産は、原則60歳になるまで引き出すことができません。
3、個人型確定拠出年金は、1人1口座が原則です(複数の金融機関を通じて加入することはできません)。
4、60歳到達時点で通算加入者等期間が10年未満の場合、期間に応じて受給開始可能年齢が61歳~65歳に繰り下がります(50歳以上ではじめて確定拠出年金に加入される方は、加入期間と受給開始可能年齢を確認する必要あり。)。
5、加入から受け取りまで、所定の手数料がかかります。
手数料に要注意!
5、加入から受け取りまで、所定の手数料がかかります。
ここが曲者で、iDecoはなにかにつけて手数料がかかります。
加入手数料(初回のみ)
2,829円
運用期間中にかかる費用(毎月)
積み立てを行う場合
171円~611円(金融機関によって異なる。加入者手数料105円含む)
積み立てを行わない場合(毎月)
66円~506円(金融機関によって異なる)
受け取り時(振り込みの都度)
440円
とにかく手数料がかかりまくりです。
iDecoの掛け金の下限は5,000円です。
手数料が一番高い金融機関でiDecoを始めた場合、どのようになるか計算してみます。
初回の場合
5,000円(掛け金)-2,829円(加入手数料)-611円(運用手数料)=1,560円
2回目以降の場合
5,000円(掛け金)-611円(運用手数料)=4,389円
手数料が一番低い金融機関でiDecoを始めた場合
初回の場合
5,000円(掛け金)-2,829円(加入手数料)-171円(運用手数料)=2,000円
2回目以降の場合
5,000円(掛け金)-171円=4,829円
手数料が高い金融機関と手数料が低い金融機関では、初年で運用に回す金額が大きく差が生まれます。
手数料が高い金融機関
1,560円+4,389円×11カ月=49,839円
手数料が低い金融機関
2,000円+4,829円×11カ月=55,119円
差額
55,119円-49,839円=5,280円
これは極端な例ですが、初年は1カ月分の掛け金以上の差額が発生してしまいます。
iDecoに加入する場合はどうすれば良いか
1、手数料が低い金融機関を選ぶ。
これは鉄則です。
長い期間掛け続けるiDecoですから、手数料が低いに越したことありません。
自分自身の老後資金にかかってくる話なので、安易にお付き合いで加入してはいけません。
もちろん、窓口で加入するなどもってのほかです。
2、掛け金は限度額目いっぱいで加入する。
解説したとおり、iDecoの手数料は掛け金の額を問わず定額です。
掛け金に対する手数料を低く抑えるためには、限度額いっぱいまで掛け金を増やすことが必要です。
それでもiDecoに加入するメリット
デメリットから解説したので、こう考える人がいるかもしれません。

ただの手数料ハンターですよね。
iDecoに加入するメリット無しですか!?
決してそんなことはありません。
税金面の優遇があるからこそ、iDecoに加入するメリットが大きいのです。
メリットについては解説が長くなるので、次回(明日)の記事で解説していきます。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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