ポイ助です。
今日は少し趣向を変えて、ポイント運用に関係するアメリカの経済指標について解説していきます。
アメリカの経済指標を読み取ることで、世界の景気動向が見えるとまで言われています。
なぜかというと世界のGDPに占める割合はアメリカが世界の約1/4を占めているからです。
日本株は、日本国内の要因で株価が大きく上下することは少ないですが、アメリカの株価が大きく上下すると日本の株価も同じように上下することが多いです。
2020年12月に国連が公表した、2019年のGDPランキング5位までは以下のとおりです。
1位 アメリカ合衆国
2位 中国
3位 日本
4位 ドイツ
5位 インド
ちなみに、日本のGDPが世界全体に占める割合は、3位であるにも関わらずたったの6%程度です。

日本は経済大国と思っていたのに、びっくり。
それだけアメリカが世界経済に与える影響が大きいということです。
アメリカの経済を先読みする指標としては生活に基づいたデータを見ることが大切です。
さて、今日から明後日までの3日間は米国の雇用に関する指標が発表されます。
5月5日 ADP雇用者数4月
5月6日 新規失業保険申請件数
5月7日 雇用統計4月
統計がどのようなものなのか、以下に解説していきます。
ADP雇用者数
アメリカの給与計算代行サービス大手のオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)社のデータを利用して、全米の非農業部門雇用者数の予測をするために開発された統計です。
米国雇用統計が発表される2営業日前に発表されます。
米国夏時間:日本時間午後9時15分、冬時間:日本時間午後10時15分の発表。
新規失業保険申請件数
失業者が失業保険給付を始めて申請した件数を集計し、季節調整を加え発表するもの。
本指標は景気の動向に敏感に反応するといわれており、景気先行指数として用いられている。
米労働省雇用統計局が毎週集計し、集計期間の翌木曜日に発表する。米雇用統計の基準日である12日を含む週の結果は、それ以外の期間よりも注目度が高い。
米国夏時間:日本時間午後9時半、冬時間:日本時間午後10時半の発表。
雇用統計
労働省労働統計局(BLS)が、米国の労働者の雇用状況を調査した指標。非農業部門雇用者数(Nonfarm Payroll:NFP)は、農業部門以外の産業で働く就業者の数を、非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を基に集計したもの。
世界中の経済指標の中で最も市場に注目されている指標の一つ。
同時に発表される失業率は、労働力人口に対する完全失業者の割合で定義される。
軍隊従事者、刑務所の服役者などを除いた16歳以上の男女が対象となる。労働の意思のないものは、労働力人口から外されるため、失業率には反映されない。
平均時給、労働参加率なども同時に発表される。
12日を基準日として、12日を含む週の雇用状況を調査。計測期間から3週間後の金曜日に発表される。
米国夏時間:日本時間午後9時半、冬時間:日本時間午後10時半の発表。
アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)は雇用の最大化を命題にしているといいます。
そのため、雇用が増えると金融緩和の出口に向かうと予想ができます。
反対に、雇用が減れば金融緩和が継続、もしくは加速すると予想ができます。
ポイント運用・ポイント投資は、資産運用の入門編です。
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